Maule M7 260C フライト ノート


フライト プランの作成および航空機の操縦は、航空機の重量、天候、滑走路の状態などのさまざまな要因によって影響を受けます。次の推奨飛行パラメータの一覧は、国際標準大気 (ISA) 状態の日に最大離着陸重量で飛行を行うための概算値です。

重要 : 以下の内容は Flight Simulator でのみ使用することを前提としています。実世界で飛行するために、実際の航空機マニュアルの代わりに使用することはできません。

注意 : Flight Simulator の他のすべての航空機と同様、V 速度とチェックリストはニーボードに表示されます。飛行中にニーボードを表示するには、Shift + F10 キーを押すか、または [航空機] メニューの [ニーボード] をクリックします。

注意 : フライト ノートの速度は、すべて指示対気速度で表されています。これらの速度を基準として使用する場合は、[設定 – リアリティ] ダイアログ ボックスの [指示対気速度で表示] がオンになっていることを確認してください。諸元表に記載されている速度は、真対気速度で表されています。

標準設定では、この航空機は燃料とペイロードが最大の状態になっています。大気条件や高度などの要因にもよりますが、総重量が軽い場合はパフォーマンスが変化します。

所要滑走路長

離陸 : 500 フィート (152 m)、フラップ 24° ISA 状態の場合
着陸 : 700 フィート (213 m)、進入フラップなし

離着陸に必要な滑走路の長さは、航空機の重量、標高、向かい風、フラップの使用、周辺の気温などのさまざまな要因で決まります。ここでは以下のような条件で一般的な所要長を示します。

重量 : 2,500 ポンド (1,134 kg)
高度 : 海面高度
風 : 向かい風なし
気温 : 摂氏 15°
滑走路 : 舗装滑走路

重量が軽い場合、気温が低い場合、または向かい風がある場合は、滑走路の所要長はより短くなります。 標高や気温が高い場合は、滑走路の所要長はより長くなります。

エンジン始動

フライトを開始すると、エンジンは自動的に始動します。エンジンを停止した場合は、Ctrl + E キーを押すと自動始動の手順を開始できます。エンジンの始動操作を手動で行う場合は、ニーボードのチェックリストの手順に従ってください。

タキシング

モールはテイルドラッガーなので、Shift + Enter キーを押してシートを上げる必要があるかもしれません。タキシング中は、出力を約 800 ~ 1,000 RPM に設定します (混合気コントロールをいっぱいに押し込みます)。誘導路を走行するときは、ラダー ペダルで機首を左右に操作して方向を制御します (ジョイスティックの場合は、スティックをひねります。ラダー ペダルの場合は、ラダー ペダルを操作します。キーボードの場合は、テンキーの 0 キー (左) または Enter キー (右) を押します)。

雪上でタキシングと離陸を行う場合には、スキーを下ろすのを忘れないでください。舗装滑走路など固い路面でタキシングや離陸を行う場合には、G キー を押してスキーを上げておいてください。

フラップ

通常の離陸では、モール社はパイロットの判断でフラップを 0 ~ 24°に設定することを推奨しています。フラップの設定範囲は -7°(巡航フラップ) から 48°です。

離陸

Shift + F10 キーを押してニーボードを表示し、離陸前チェックリストの項目をすべて実行します。滑走路、気温、風の状態に応じて、F7 キーを押すか、またはフラップ レバーをドラッグして、フラップを 0 ~ 24°に設定します。

モールの離陸能力はきわめて優れています。 機体を滑走路のセンターラインに揃えたら、ジョイスティックのスロットルを操作するか、または F4 キーを押して、スロットル コントロールをフル パワーにします。速度が時速 30 マイル (26 ノット) 前後に達すると、尾部が浮き上がります。速度が時速 55 マイル (48 ノット) ほどに達したら、コントローラを手前にゆっくりと引いて離陸します。

上昇

巡航高度に達するまで、時速 80 ~ 90 マイル (70 ~ 80 ノット) で上昇します。3,000 フィートを超えたら、混合気を薄くして、エンジンがスムーズに操作でき、最大の回転数を発揮できるようにします。

巡航

巡航高度は通常、風や天候などの要因によって決定されます。飛行経路に沿って気象を作成した場合、これらの要素を考慮してフライト プランを作成してもよいでしょう。最適な高度は、そのときの機体装備および総重量で燃費が最も良くなる高度です。ここでは、高度の選定について詳しくは触れません。ただし、通常の吸気式のエンジンを搭載した航空機では、6,000 ~ 8,000 フィート (1,828 ~ 2,438 m) が最も効率が良い高度であるということを覚えておくとよいでしょう。この高度の範囲では、使用可能な出力、燃料効率、および真対気速度のバランスが最適になります。

モールの巡航出力設定は、22 インチ Hg、2,200 RPM にするのが一般的です。指示対気速度 140 mph (122 ノット) で巡航すると、毎時 14 ガロン前後の燃費を実現することができます。3,000 フィート (914.4 m) を超えたら、最適なパフォーマンスを得られるように、混合気を薄くします。 詳細については、 「エンジンの制御」を参照してください。

降下とアプローチ

適切な降下計画には、巡航高度から降下を開始する地点や、その後のアプローチの計画も含まれています。降下を開始する地点は、3 対 1 ルール (高度 1,000 フィートごとに 3 マイル) を使って決定します。現在の高度のフィート数から末尾のゼロを 3 つ省いた値に 3 を掛けます。

たとえば、10,000 フィート (3,048 m) の巡航高度から海面高度まで降下する場合は次のようになります。 10,000 から末尾のゼロを 3 つ省くと 10 となり、 10 x 3 = 30 となります。

つまり、目的地から 30 海里の地点で、時速 135 マイル (103 ノット、大気の濃い高度に降下するまでは必ずしも指示対気速度と一致しません)、降下率毎分 500 フィートを維持しながら、降下を開始することになります。追い風がある場合は、10 ノットごとに 2 海里ずつ増やして計算します。

モールで降下する際は、時速 135 マイルを維持するようにパワーを調整します (ジョイスティックのスロットルを操作するか、F2 キー (絞る) または F3 キー (開く) を押します)。プロペラの回転数は、2,000 RPM を維持します。

アプローチに入ったら、出力を下げ、降下率を毎分約 450 フィート (137 m) に設定します。ダウンウィンド レグでは、時速 75 ~ 80 マイルで飛行します。

雪上へ着陸するときは、必ずスキーを下げてください。舗装滑走路など固い路面に着陸する場合には、G キーを押してスキーを上げておいてください。

着陸

ファイナル アプローチでは、フラップを完全に下げ、時速 65 マイルで着陸するようにします。わずかに尾部が低い状態で着陸するようにします。

接地時に、出力をアイドルに戻し、徐々に前輪を下げ、. (ピリオド) キーを押してブレーキを軽くかけます。