Maule M-7-260C Orion


フライト ノート― Maule M-7 の操縦方法

モール M-7-260C オライオンは 40 年以上にわたり軽飛行機を作り続けてきた家族経営の小さな会社の製品です。モールはその頑丈さと簡便さで知られています。こうした特長と STOL (短距離離着陸) 能力とがあいまって、モールは遠隔地へ赴く必要のあるブッシュ パイロットや住民に支持されているのです。さらに機内が広く、出力も大きく、貨物を搭載できることも、この比較的購入しやすい多目的飛行機の地位を確かなものにしています。

テイルドラッガーである 260C の幅広の着陸装置は高張力アルミ製で、不整地での離着陸に適しています。260 馬力のライカミング エンジンを搭載し、最大 5 人を比較的高い巡航速度で輸送できます。そして操縦がしやすく (ただしテイルドラッガーなので横風が吹く中での着陸には当然ながら注意が必要です)、運用も経済的であることが、この飛行機の質実剛健さを物語っています。またフロートやスキーを取り付ければ、260C の汎用性はいっそう増し、文字通りどこにでも着陸できます。

諸元表

ヤード ポンド法メートル法
巡航速度164 mph264 km/h
エンジンLycoming IO-540-V4A5 6 気筒液冷 (260 hp)
プロペラMcCauley 2 翅定速 (オプション 3 翅定速)
航続距離600 nm1,092 km
実用上昇限度20,000 ft6,096 m
燃料積載量73 U.S. gal277 ℓ
自重1,671 lb760 kg
総重量2,500 lb1,136 kg
全長23 ft 6 in7.2 m
全幅32 ft 11 in10 m
全高6 ft 4 in1.9 m
座席数5
有効搭載量829 lb377 kg