Piper J–3C–65 “Cub”
Piper J–3C–65 “Cub” の操縦方法
フライト ノート― Piper J–3C–65 “Cub” の操縦方法
空に触れる ― 低空をゆっくりと飛行するパイパー J-3 カブは、飛ぶとは本来どういうことなのかを思い出させてくれます
カブを操縦した人は皆、この飛行機が大好きになります。1938 年にカブが登場したことで、多くの人が飛行訓練を受けられるようになりました。ある統計によると、第二次世界大戦中、アメリカ人パイロットの 75% がこのカブで操縦を覚えたということです。60 年以上経った今も昔と変わらぬ人気を誇る J3 は、懐かしさと、飛んで楽しい機体ということもあって、取引価格が 1938 年当時では考えられない額にまで高騰しています。今度航空ショーを見る機会があったら、黄色の小型飛行機の編隊を探してみてください。愛機を操縦するパイロットの誇らしげな表情から、それがカブであることがすぐにわかるでしょう。
パイパー J-3 カブの操縦に必要な技術は基本的なものです。機体、計器パネル、そしてエンジンもすべて簡単なものです。P-51 マスタングとは違います。だからといって気楽な気持ちで操縦できるわけではありません。他のテイルドラッガーと同様、離着陸にはかなり高度な技術が必要で、失速時の特性も決して良好ではありません。
諸元表
諸元表 | ヤード ポンド法 | メートル法 |
最大速度 | 85 mph、73 kt | 137 km/h |
エンジン | Continental A-65 空冷水平対向 4 気筒 (65 hp) | |
実用上昇限度 | 11,500 ft | 3,505 m |
航続距離 | 190 miles | 306 km |
燃料積載量 | 12 U.S. gal | 45.4 ℓ |
自重 | 680 lb | 308 kg |
総重量 | 1,220 lb | 553 kg |
全長 | 22 ft | 6.7 m |
全幅 | 35 ft | 10.6 m |
全高 | 6.7 ft | 2 m |
座席数 | 2 | |
有効搭載量 | 540 lb | 245 kg |