事業用操縦士: チェックライド

このチェックライドでは、「事業用操縦士」のレッスンで学んだ技能が身に付いていることを見せてもらいます。

終了までの予定時間

30 分

必要な知識と技能

このチェックライドを始める前に、「事業用操縦士」のレッスンと「単独飛行」をすべて修了している必要があります。

気象

おおむね晴れで、弱い風が吹いています。

推奨チャート

なし

フライトについて

このレッスンでは、「事業用操縦士」のこれまでの 3 レッスンで学んだ技能が身に付いていることを実際に示してもらいます。ワシントン州のブレマートン空港からショート フィールド テイクオフを行い、ワシントン州のハーベイ フィールドまで飛行します。フライト中に、上昇と降下を行います。ハーベイ フィールドまでの針路を決めるには、GPS を利用します。着陸した後、もう一度離陸して、フライト中に発生する緊急事態に対処します。「事業用操縦士」のレッスンで学んだテクニックと、「自家用操縦士」および「計器飛行」のレッスンで学んだ操縦技能を駆使して、操縦が複雑な航空機を正しく操縦することが求められます。

許容範囲を超えることは、フライトの各セクションで 1 回だけ認められますが、上限はフライト全体で 2 回です。したがって、少なくとも 2 つのセクションはミスをせずに飛行する必要があります。

必要なキー操作

「事業用操縦士」のレッスンでバロン 58 を操縦するときに使用した、すべてのキー操作を使用します。

フライトの合格基準

合格基準	対象	許容範囲
セクション 1: 離陸および安定した巡航体勢	離陸	出力全開
上昇	90 ノットで機首を上げる105 ノットで上昇する着陸装置を上げる120 ノットで上昇する
水平飛行	吸気圧を 25 インチに設定するエンジン回転数を 2,500 RPM に設定する吸気圧を維持するカウル フラップを閉じる対気速度を 170 ノットに上げる
着陸装置を下げて降下	吸気圧を 22 インチに設定するエンジン回転数を 2,300 RPM に設定するカウル フラップを閉じる高度を維持する152 ノットを超えないように減速する
セクション 2: 飛行体勢の変更	3,500 フィートで水平飛行	着陸装置を下げる吸気圧を 15 インチに設定するカウル フラップを閉じる高度を維持する
針路の変更	対気速度を維持する針路を維持する
巡航上昇	着陸装置を上げる
6,500 フィートで水平飛行	対気速度を維持する高度を維持する
ハーベイ空港へのナビゲーション	25 分以内で到着、またはハーベイ空港の半径 20 マイル以内より
空港への到着	200 ノットを超えないこと
トラフィック パターン	高度を維持する着陸装置操作速度を超えないこと着陸に備えてフラップを下げる
ショート フィールド ランディング	滑走路に着陸して停止する
離陸位置への移動	滑走路 32 のセンターラインに機体を合わせる
通常離陸	カウル フラップを開く出力全開
セクション 3: 離陸および上昇時の飛行体勢		90 ノットで機首を上げる
上昇	105 ノットで上昇する着陸装置を上げるフラップを上げる120 ノットで上昇する
針路変更	吸気圧を 25 インチに設定するエンジン回転数を 2,700 RPM に設定する吸気圧を維持する針路を維持する
エンジン故障	滑空を行う
セクション 4: 緊急事態発生、パイン フィールドへのプロペラ停止状態での着陸	空港までの滑空	滑空速度を維持する
プロペラ停止状態での着陸	滑走路面に着陸する