現在の実際の気象の使用法


インターネットから現在の実際の気象をダウンロードする

インターネットに接続している場合は、Flight Simulator のパートナーである Jeppesen から、世界中の気象状況をリアルタイムにダウンロードできます。[現在の実際の気象] では、現在の気象条件を固定するか、または飛行中に定期的 (15 分ごと) にダウンロードして更新するかを選択できます。

注意 : 刻々と活発に変化する気象の生成や、現在の実際の気象と上空の風のダウンロードについての詳細は、「気象設定の変更」を参照してください。

現在の実際の気象のダウンロード

現在の実際の気象をダウンロードすることは、全世界の現在の気象の写真を撮影するようなものです。パリ上空に雷雲があり、ロンドンが快晴の場合、まさにそれがイギリス海峡を飛行する際の天候になります。また、現在の気象を、ルート上のすべてのポイントで見ることができるので、飛行中に目の前の空がしだいに晴れていくようすもわかります。

現在の実際の気象をダウンロードするには

  1. インターネットに接続します。
  2. Flight Simulator メイン画面の [フリー フライト] をクリックします。
  3. [現在の気象] ボックスの [変更] をクリックします。
  4. [現在の実際の気象 – 固定] を選択します。
  5. [OK] をクリックします。

[OK] をクリックすると、Jeppesen のサーバーから気象条件のダウンロードが始まり、その進捗状況を示すバーが表示されます。

ダウンロードが完了すると、気象条件が気象マップに表示されます。マップを拡大または縮小して、気象を表示する範囲を変更できます。

Flight Simulator にダウンロードした気象を読み込むには

  • [OK] をクリックします。

現在の実際の気象の定期的なダウンロード

Flight Simulator では、現在の実際の気象を 15 分ごとに自動更新する機能を使うこともできます。この設定がオンになっていて、インターネットに接続していれば、現実の世界の気象に合わせて変化する気象条件を楽しむことができます。この設定では、まず全世界の気象がダウンロードされ、次に現在位置の周囲 50 キロメートルの気象が 15 分ごとにダウンロードされます。飛行中の気象は、現在位置に最も近い気象台から報告される情報により設定され、15 分ごとに更新されます。ただし、最初に気象をダウンロードした範囲の 80% を飛行すると、さらに短い間隔でダウンロードされます。

現在の実際の気象を 15 分ごとにダウンロードするには

  1. インターネットに接続します。
  2. Flight Simulator メイン画面の [フリー フライト] をクリックします。
  3. [現在の気象] ボックスの [変更] をクリックします。
  4. [現在の実際の気象 – 15 分ごとに更新] を選択します。
  5. [OK] をクリックします。

上空の風

気象の設定の [現在の実際の気象と上空の風のデータをダウンロード] を選択すると、上空の風の値が設定されます。これにより、乱気流も風のレイヤに作成されるので、注意が必要です。乱気流を発生させたくない場合は、[ユーザー定義の気象] 設定ダイアログ ボックスで現在の実際の気象を変更するか、[乱気流とサーマルの影響を受けない] を選択します。詳細については、「ユーザー定義の気象の使用法」を参照してください。

現在の実際の気象についての注意

  • Flight Simulator では、実世界の気象台と同じ場所に気象台が配置されています。現在の実際の気象は、気象台が配置されている場所のみ Flight Simulator にダウンロードできます。気に入っている空港付近に実際に気象台がない場合は、その場所の気象データを Flight Simulator にダウンロードすることはできません。 その空港に最も近い気象台のデータによって、気象条件は補完されます。
  • 現在の実際の気象は、実世界の気象台の報告と同じ頻度で収集されています。報告の頻度は、15 分ごとから 1 時間ごと、あるいは数時間ごとなど、気象台によって異なります。
  • Flight Simulator の現在の実際の気象は、NOAA (National Oceanic Atmospheric Administration: アメリカ海洋大気庁) など他の情報源が提供する気象情報とは若干異なることがあります。これは、気象サービスによって採用している報告システムが異なるためです。
  • 気象情報の収集、および報告の方法に関する制約はほかにもあります。 たとえば、 METAR (定時航空実況気象通報式) では、雲が一面に広がっている場合、それより高高度の雲に関する情報は提供されません。この場合、最低高度として報告される層の雲だけが、Flight Simulator にデータとしてダウンロードされます。
  • [現在の実際の気象] をダウンロードしてから、[ユーザー定義の気象] でその条件をカスタマイズすると、現在の実際の気象のデータがもう一度反映されますが、わずかに弱くなります。これは、現在の実際の気象を変更すべきではないことを意味するのではありません。変更の結果が必ずしも予測できるわけではないということです。

関連リンク

Flight Simulator の気象について
気象テーマの使用法
気象設定の変更
ユーザー定義の気象の使用法
気象に関する 10 のヒント
航空気象の基本